【コラム】軽作業系のオシゴトの面接で気をつけたいポイントは？
工場や倉庫内の軽作業のお仕事は「未経験歓迎」の求人が多く、特別な経験・スキルがなくても気軽に始められる人気のお仕事です。応募や採用のハードルはそんなに高くありませんが、希望する職場で働くためには、やっぱり面接で好印象を持ってもらうことが大事。今回は軽作業系のお仕事の面接のコツをお教えします。
軽作業系の仕事の面接では何をチェックされている？
事務職であればPCスキル、技術職であれば経験や資格、営業職や接客業であればコミュニケーションスキルなどが重視されがちですが、軽作業系の仕事の面接では何が重視されるのでしょうか？合否を決める基準はもちろん会社によって異なりますが、ここでは軽作業系の面接で、多くの採用担当者が気にするポイントをご紹介します。
◆真面目さ
真面目さは軽作業に限らず、どんな仕事でも重視される資質ですが、軽作業は真面目に作業をしていないと、不良品が出荷されてしまったり、事故やケガに繋がってしまったりすることも。採用担当者にとっては、「ちゃんとルールやマニュアルに沿って仕事をしてくれる人なのか？」が重要なポイントになります。
◆長く働いてくれるか
軽作業の仕事は気軽に始められる一方で、その気軽さから簡単に辞めてしまう人も少なくありません。退職者が出れば、また新たにスタッフを採用してイチから仕事を教えなくてはなりません。そのため、採用担当者は「長く働いてくれそうか？」「すぐに辞めてしまわないか？」をしっかり見極めようとしています。
◆集中力や持続力があるか
軽作業は同じ作業を繰り返し行う、ルーチンワークが基本です。そのため飽き性で、すぐに集中力が途切れてしまう人は向いていません。ひとつの作業に集中して取り組めるかどうかが重要なポイントになります。
◆職場に馴染めるか
軽作業の仕事は集中して作業に取り組むことが多いため、人と話をする機会は少なめです。そのため、他の職種と比べるとコミュニケーション力はさほど重視されませんが、それでも職場の輪を乱すような人はNG。上手く職場に馴染めるか否かも重視されるポイントです。
◆体力的に問題がないか
軽作業の仕事は作業内容によっては、それなりの体力が必要になります。たとえば、ピッキングは倉庫や工場のなかを歩き回って作業しますし、それ以外の仕事も長時間立ちっぱなしで作業するケースがほとんどです。立ち仕事の経験がなく、身体を動かすのが苦手な人だと「体力的に大丈夫かな？」と採用担当者に懸念されることがあります。
どんな仕事の面接でも、必ずと言っていいほど聞かれる定番の質問が志望動機です。それは軽作業系の仕事も同じで、どこの会社の面接でもほぼ高確率で志望動機を聞かれるはずです。ここでは軽作業系の仕事の場合、どのように志望動機を伝えるのが正解なのかをお教えします。
＜志望動機の例＞
学生時代にスポーツをしており、身体を動かすのが好きです。また、一つのことに集中して取り組むのが好きで、私に向いていると思い応募しました。工場で働くのは初めてですが、ずっと部活動を頑張ってきた経験があり、根気強く仕事に取り組めると思います。
本音を言うと、「家から近いから」「時給が高いから」「簡単そうだから」などの理由で応募する人も多いかもしれません。でも、たとえそれが本当の理由だとしても、そのままストレートに伝えるのは要注意。たとえば「家から近いから」という理由も「子供がいるけれど、この会社なら家から近いため、子育てと上手く両立させながら働いていける」という理由であれば、印象が変わってきます。「簡単そうだから」という理由も「○○が得意なため、自分には向いていると思う」など、なぜ簡単そうに感じたのかを伝えることで、納得のいく志望動機になるはずです。
面接では他にどんなことを質問される？
志望動機以外にも、面接では下記のような内容をよく質問されます。スムーズに質問に答えられるように、自分のなかで答えを整理しておくようにしましょう。また「何か質問はありますか？」と聞かれることも多いので、気になることや不安なことがあれば、面接の際にちゃんと確認するようにしましょう。
●前職やこれまでの職歴
●前職の退職理由
●いつから勤務できるか
●どれくらい働けるか？（週何日、1日何時間、扶養内希望など）
●勤務できない曜日や時間帯はあるか？
●通勤方法や通勤にかかる時間
●長所・短所、自己PR など
軽作業系の仕事の面接は、カジュアルな服装でOKなところがほとんどです。ただし、カジュアルといっても、サンダル、Tシャツ、ミニスカート、短パンなどは避けた方が無難。ダメージジーンズやキャミソールのように露出の多い服も面接ではNG。かっちりしたスーツを着る必要はありませんが、清潔感があって「ちゃんとしているな」という印象を与える服を選ぶようにしましょう。
＜面接にオススメの服装＞
●シンプルなジャケット
●シンプルなカーディガン
●無地のシャツやブラウス
●ポロシャツ
●チノパン
●ひざ丈のスカート
●ローファー、パンプス、シンプルなスニーカー など
髪型・髪色の注意点
軽作業の仕事は「髪型・髪色自由」のところも多く、他の仕事と比べると規定は緩めです。金髪や派手な髪色でOKという会社もありますが、その一方で極端に派手な髪色や奇抜な髪型はちょっと……という会社も。自由と言いつつもどこまでがOKなのか、その基準を見極めるのは難しいため、金髪や赤髪など、派手な髪色・髪型は控えた方がベター。黒髪や染めても茶色くらいの髪色にしておいた方が良いでしょう。
メイク・ネイル・アクセサリーの注意点
女性の場合は髪型・髪色だけでなく、メイクやネイルにも気を遣うようにしましょう。軽作業の仕事は身体を動かすため、仕事中はノーメイクで働いている人もいるかもしれません。でも、メイクは社会人としての基本的なマナーと捉えられることが多いため、すっぴんで面接に行くのはNG。もちろん派手なメイクも面接には不向きです。面接の際は色味が強いものは控え、薄づきでナチュラルなメイクを心掛けるようにしましょう。
また、ネイルやアクセサリーも控えめにするようにしましょう。もちろん結婚指輪はつけたままでOKですが、それ以外のアクセサリーは外した方が無難。つける場合も小さめで、あまり華美でないものを選ぶようにしましょう。ネイルも会社によってはOKとしているところもありますが、軽作業は基本的に荷物を持ったり、運んだりする作業が中心になります。「この爪で作業できるの？」と心配されるようなネイルはNG。たとえネイルOKの会社であっても、短めで控えめなデザインに留めるようにしましょう。
最後に・・・
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