【コラム】未経験でも活躍できるってホント?工場の「検査」の仕事を詳しく解説
製造現場には組立て、機械オペレーター、梱包など、色々な仕事がありますが、そのなかでも人気が高いのが「検査」のお仕事です。
検査は出来上がった製品に不具合がないかチェックする作業です。もしも検査をせず、不良品を出荷してしまうと大きなクレームや事故につながってしまう可能性があり、検査作業はどの工場でも必ず行われているとっても重要なお仕事です。
今回はそんな検査のお仕事について詳しくご説明します。
「検査って具体的にどんな作業をするの?」「どんな人が検査の仕事に向いているの?」など、これを読めば検査の仕事をちゃんと理解することができるのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
■目次
・検査って具体的にどんな検査をしているの?
・検査の仕事は経験や資格がなくてもできるの?
・検査の仕事のメリットは?
・検査の仕事のデメリットは?
・どんな人が検査の仕事に向いているの?
・アシストアイには未経験者向けの目視検査の仕事がたくさんあります!
検査って具体的にどんな検査をしているの?
一言で検査といっても、扱う製品や何をチェックするかによって検査方法はそれぞれ異なります。
ここでは代表的な検査方法をご紹介します。
●外観検査
製品の外観に傷や汚れ、変色などがないかをチェックする検査です。自動検査装置という機械を使って検査をしたり、機械でも見つけられない細かい不具合は、人が目で見てチェックしたりします。
●目視検査
外観検査のなかで、人の目で異常がないかをチェックするのが目視検査です。最も基本的な検査方法で顕微鏡を使って検査することもありますが、ベルトコンベアで流れてくる製品を目視で確認しながら不良品を取り除いていくのが一般的です。
●測定検査
測定検査は製品の大きさや重量、角度などをチェックする検査です。精密部品を製造している工場でよく行われている検査で、専用の秤や定規などを使って測定を行います。また、0.1ミリなど、本当に細かな測定を行う場合は専用の機械を使って測定を行います。
●官能検査
官能検査は人間の五感を使って品質をチェックする検査方法です。視覚(製品の光沢や色合い)、嗅覚(食品や化粧品の香り)、味覚(食品の味や舌触り)、触覚(肌触り)、聴覚(音響機材の音質)など、検査項目はさまざまです。官能検査を行う場合はサンプルを用意し、検査対象の製品とサンプルを比較しながら良否を判断します。
●成分分析
医薬品や化粧品、食品などの成分を検査するのが成分分析です。新製品を開発している研究室で行うケースが多く、専門的な知識や資格を有する研究者が行う場合がほとんどですが、研究者をサポートする「分析補助」という仕事もあります。
●機能検査
製品が設計した仕様通りに動くかをチェックする検査です。代表的なのは自動車の走行テストや家電製品の動作チェックで、検査項目に従って実際に製品を操作しながら正常に動くかをチェックします。
●モニター検査
モニター検査は製品そのものではなく、製造工程に問題がないかをチェックする検査です。モニターを使って機械が正常に稼働しているか、現場のスタッフが正しく作業をしているか観察しながら不良品の発生を未然に防ぐ仕事です。
検査の仕事は経験や資格がなくてもできるの?
検査の仕事は作業手順や作業項目がしっかり決まっており、マニュアル化されていることが多いので特別な経験やスキルがなくても始めやすい仕事です。測定器を使って精密機器を検査する仕事は「機械検査技能士」の資格が必要になりますが、それ以外の検査は資格がなくてもできる仕事がほとんどです。また、同じ製品をひたすらチェックするなど、繰り返しの作業が多いので、未経験でも比較的早く仕事を覚えることができます。
1.未経験でもすぐに仕事を覚えられる
先ほどもお伝えした通り、検査の仕事は同じ作業を繰り返し行うことが多いため、基本的な作業の流れはすぐに覚えることができます。もちろん最初はなかなか手際よくは検査できないかもしれませんが、同じ作業を何度も繰り返すことでコツが掴めるようになります。
2.肉体労働や力仕事ではない
検査の仕事は重たいものを運んだり、工場内を歩き回ったりすることはほとんどありません。もちろん扱う製品や検査内容によって異なりますが、座った状態で作業することが多いため、腕力や体力に自信がない方でも安心して始められる仕事です。
3.やりがいを感じられる
検査は製品の安全性や品質を保つために必要不可欠な仕事です。不良品を出荷してしまうと重大なクレームやトラブルに繋がる可能性があり、「品質を守っている」という使命感ややりがいを感じられる仕事です。
検査の仕事のデメリットは?
1.責任やプレッシャーが大きい
不良品や不具合を見落としてしまうと、クレームや事故に繋がる可能性があるため責任感を持って仕事に取り組む必要があります。もちろん、そういったことがないように複数名でチェックしたり複数回の検査工程を設けたりしていますが、プレッシャーに感じてしまう人もいるようです。
2.単純作業に飽きてしまう
検査の仕事は基本的に同じ作業の繰り返しです。単純作業が好きな人であれば問題はありませんが、ずっと同じことをするのが苦手な人は繰り返しの作業に飽きてしまったり、集中力が途切れてしまったりするかもしれません。
3.目が疲れる
検査の仕事は体力的な負担は少ないものの、目視検査はずっと製品を見続けて作業するため、目の疲れや渇きを感じる人が少なくありません。眼鏡やコンタクトレンズを使っている人は度数をしっかり合わせ、休憩時間に目を休ませるなど、ちゃんとケアするようにしましょう。
どんな人が検査の仕事に向いているの?
同じ作業の繰り返しになるため、ルーチンワークが好きな人やコツコツ作業するのが好きな人に向いている仕事です。
人と話すのが苦手な人や体力に自信がない人でも、黙々と作業に打ち込める人なら活躍できると思います。
年齢・性別を問わず、さまざまな人が活躍している仕事なので「向いているかも!?」と思った人はぜひ検査の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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